院長藤本の初診についての方針
アポをとるときから、最初2回は話を聞き、現在のお困りごとを解決できるように計画を立てるのでお急ぎの患者さんは当院には向いていない旨をお伝えしますので、初めから時間はかかるものだと理解して頂ける患者さんが多いように思います。
初診から痛くてしょうがなく、ほかの患者さんのアポに割り込んで入ってきて、いきなり抜髄しないと痛みが取れない様な患者さんが他の患者さんの治療時間を奪っていく状況を避けたいので、落ち着いた状況を作れる様、新規の当日の飛び込み患者さんなどはお断りしていて、現在の当院の運営上、新規受け入れは約2ヶ月先になっています。
想いをもって来院されることが多く、前医でうまくいかなかったことや、今のお困りごとを切々と話をされますので、まずは担当衛生士がしっかり聞いたうえですすめます。
※ 初診時に
- パノラマ写真
- 口腔内写真
- スタディーモデル印象
(できればP精密検査)までします。
それをもとに、診療時間外でお時間を頂き、2回目の来院時にしっかり治療計画の話をします。
歯科医師の先生が働いて下さることになった後は、歯科医師の先生ご自身でコンサルすることもできます。
院長の私は、JIADSもSJCDの本多先生の研修も終了していますので、SJCDスタイルなどあってもいいとおもいますが、私が行きついたところが修錬会のイメージなのでそんなに派手な治療にはなっていかないことが多いです。
歯科衛生士のカウンセリング中、私は医学的にどうかといったことは言葉をはさむこともありますが、自分が関与しなくていい診療スタイルを構築しておきたいのと、予算の話や、「やりたいけどここくらいまでしかまで予算的にできない」などの話も出てくるので、患者さんの声は聞こえているところで別の仕事をしながら衛生士のする治療計画の説明を聞いています。
前医でうまくいっていない場合は院長の私が全面的に出た説明になります。
もちろんフェイスボートランスファーしないとわからないこともありますし、咬合平面のイメージをもって治療に移行する場合もありますのでその時は次回のアポが、フェイスボートランスファーだったりオクルーザーでの追加検査だったりします。(自由診療に移行する場合)
そのあとの説明は私からするようになりますが、この辺りは予算ありきだったりしますのでそこまでしっかりしたいのかどうかを事前の衛生士のコンサルで見極めるようになります。
歯頚部のラインを変えたりする場合は写真を使ってDrのコンサルでしたり、歯科衛生士のコンサル時にほかの方のうまくいった方の歯冠長延長術などの症例をみてもらって患者さんのイメージづくりをします。
このような治療方針でしております。
当院の診療・ケア内容
(1) しっかり診療に向き合える
初診の患者さんの時間は1時間確保し、応急処置の他に、パノラマ、スタディーモデル、口腔内写真をとって歯科衛生士と治療計画を作成し、それを患者さんに別日にカウンセリングとして、提示した上で治療を行っています。
医院の方向、計画をきちんと伝えるので、私たちの意向をしっかり理解してもらえ、患者さんの口腔内をしっかり管理する意向が患者さんに伝わるので、しっかり腰を据えて治療を受けて頂けています。
勤務の先生にも、ここからしっかり関わって頂こうと思っています。


(2) CT撮影

今までインプラントの際も、医科に頼んでいたCTがついに当院にもきました。
これで根尖病変の診断や、下歯槽神経との位置関係、インプラントの埋入計画が確実になります。
(3) 自動精算機

治療とは関係ありませんが、受付スタッフの仕事を減らすことや、アプリの導入によるアポ管理など院内のデジタル化を積極的に進めています。
令和時代の医院に変貌を遂げ他の仕事に集中してもらっています。
(4) 機器の導入

今後の医院の方向性として、「光学印象」「マイクロスコープ」を取り入れ、結果的に精密な治療や、スムーズな診療を行っていきたいと思います。
(5) 積極的な清潔環境の追求

CDCの掲げるディスポ製品の多様による交差感染の防御と、RKIガイドラインの掲げる不潔域から清潔域への流れとそれに伴うルールづくりをスタッフ主導で行っています。
清潔環境の追求は各種業者さんを交えながら10年間アップデートし続けています。移転後には今までスペース不足でできなかったことがもっとスッキリできるようになります。
スタッフが辞めない診療所のポイントの一つはここにあると感じています。